小学2年生の姪っ子が算数の宿題をしていた時の話。
姪っ子から「これ、わからない。教えて」とお願いされて
問題を見てみた。
「100−7」
パッと「93」と答えは出たが、
問題は解き方を説明できなかった。
自分が小さい頃はどう教わった?
そういえば、母親から勉強を教わる事が嫌いだった。と
ふと思い出した。
母親からの暴力
今もだが、小学生の時から勉強が出来なかった。
恐らく親は勉強が出来ない自分をどうにかしたい一心だったと思う。
「勉強を教えて」と頼んでもいない宿題を
いつも母親が隣に座り、監視されながら宿題をすることが常。
問題を間違えると、「違う」と言ってすぐに消しゴムで解いた問題を消す。
これを繰り返す。
なかなか正解を書けず母親のイライラは募り、怒りの沸点が達した時、
隣から母親の平手が自分の頬をパンッ!と叩かれた。
間違えた理由が分からない。平手打ちされた後
理屈を説明してくれていたと思うが、突然叩かれた驚きで全然頭に入ってこない。
当時は間違えたことは怒られる、暴力を振るわれる。
間違えるってそんなに悪いことなのか?
あ〜嫌なことを思い出してしまったが
姪っ子に対しては母親のやり方とは違う形で
答えを教えるではなく、自分で答えを導き出す力を身につけて貰えるような
やり方で教えてみようと
Google検索に頼って理屈を理解してから教えることにした。
理屈を説明
グーグル検索。「100−7 教え方」
この投稿を見て、昔自分が小学生の時に習った解き方を思い返せた。

100から7を引いていくが
一の位を縦に並べ
100
− 7
縦に並んだ数字をそれぞれ上から下に数字を減らしていくが
問題は上の数字より下の数字が大きい時をどうするかで悩んだ。
この上の数字より下の数字が大きい場合は「繰り下げ」を利用する。
十の位から+10して
10−7を作り
同時に十の位の「0」を−1して 「9」にすることで
答えが「93」になる。
ただ、この繰り下げを姪っ子に理解してもらうために
どう説明すればいいか大事になると思う。
違う数字を使って試みる
繰り下げの理屈を説明して
実際に解いて貰って一応は「93」と答えられた。
ただ教えていて理解してくれた実感が持てず、
姪っ子にはお節介かもしれないが別のパターンで問題を出させてみた。
二通り「100−2」と「126−78」
最初の問題は難なく「98」と答えられた。
問題は次の「126−78」
繰り下げのオンパレード続き。
問題となるであろう百の位をしっかり繰り下げ出来るか
というところで回答は「146」
百の位を繰り下げ出来ずでした。
まだまだ理解させられるような説明は出来なかった。
教えるって難しいですね。
原因を見つけ出し解き直す
結局その瞬間で理解させる教え方は出来なかった。
ただ、間違えたところを振り返らせて、
どこが間違えたか。
原因を探らせて、
反対に、正解した問題も振り返らせて
なぜ正解出来たか。
正解出来たとこ間違えたとこを比較させて
遠回りのような気はするけど、どうしたら正解に導けるか道筋を見つけ出させてみた。
(不器用な叔父でごめんよ!)
きっともう少し簡単なやり方はあるはずだけど
不器用なりに姪っ子に自分で考えて答えを出す力を身につけて貰いたかったので
時間が掛かったとしても最後まで教えてみた。
まさかの姪っ子から…
全て解き終わり、正解出来る問いが増えて、
だんだん理解が深まったと思いました。
私「終わったね〜、お疲れ様」
姪っ子がまさかの
姪っ子「教えてくれてありがとう」
え、感謝された。笑
自分が母親から勉強を教わったときは平手打ちされてこれが答えだ!って言われた通りに書いただけ。
けど姪っ子はしっかり感謝の言葉を言ってくれた。
子供は0から学ばなきゃいけないから
一つ一つ順序立てて教えるのが大事だと思った結果なのかな〜って。嬉
(不器用なりに)
続けてこんな一言も
姪っ子「夕方から用事あるから時間は掛けたくなかったな」
感謝されて嬉しい気持ちに浸ろうとした瞬間に冷たい一言。
この、クソガキ。
ただ、効率悪い教え方でゴメンネ。
自分が教える立場になって
教えていて苦じゃなかった。
大人になった今では当たり前に解ける問題。
けど、子供には難しい。
ただ答えを教えるのか
答えを己自身で導き出すか
大人の教え方一つで子供は良い方にも悪い方にも
どうとでもなってしまう気がする。
やっぱり子供には良い方に
己自身で答えを導き出せる力を身につけて欲しいから
自分は教え方ってところ頑張っていこう。
勉強を教える出来事から思い出が蘇ったり考えさせられた日でした。
それじゃまた!
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